ワキガの原因を調べていく中で、『ワキガが遺伝する』っていう情報を見かけたことはありませんか?
親がワキガだった場合に遺伝して子どもまでワキガになるという話をよく見かけるのですが、結論から言うと・・・・それは本当です!!
私の父親もワキガで、その遺伝子を受け継いでいるせいで私もワキガになってしまいました・・。
目次
遺伝する確率は90%!?
ワキガはアポクリン腺という汗腺(汗を分泌する腺)が原因で発症します。
アポクリン腺は脇の下や乳輪など特定の部位にだけ存在する汗腺で、分泌される汗は皮脂の細菌によって分解されることで特有なにおい、つまりワキガのにおいともなる不快臭を放つという特徴があります。
Q.本人は気付かない?ワキガってどんな臭いなの!?A.鉛筆の芯など種類は様々!
で、ワキガの人はこのアポクリン腺を体に多く持ってしまっているのですが、アポクリン腺の量は親からの遺伝によって決まります。
しかもやっかいなことにアポクリン腺は優勢遺伝と言われており、アポクリン腺が少ない遺伝子と多い遺伝子間で子どもが生まれる際に、アポクリン腺が多い遺伝子が優先して出てきてしまうというものです。
もうちょっと詳しく説明すると、ワキガ体質(アポクリン腺が多い)の母親の遺伝子をAA、ワキガ体質じゃない(アポクリン腺が少ない)父親の遺伝子をaaとします。
その両親から生まれてくる子どもにはAa、aAが受け継がれるため、ワキガ体質である母親のAを必ず受け継いでしまいワキガ体質になってしまいます。
ワキガ体質が遺伝するというのはこのようなアポクリン腺の優勢遺伝が関係していたんです!
遺伝させないためにはどうしたらいい?
現時点では、ワキガを遺伝させない方法はありません。
ですが、ワキガの人が結婚し出産をする時に、「もし私みたいにワキガになったらどうしよう・・・」と考えることもあると思います。
出産後にワキガが悪化!?治す方法はあるの?
ワキガを経験している人だったらおそらく今まで多少なりともツラい経験をしていると思いますが、それを子どもにも味わってほしくないと思うのは親なら当然のこと。
ワキガは遺伝しやすいですが、ワキガの原因のアポクリン腺は思春期の頃から急に発達するといった特徴があるので、小さい頃だと子どもがワキガかの区別もつきにくいです。
なので、ワキガの人が子どもを出産した場合は、中学生や高校生あたりの思春期によく注意して子どもを観察し、ワキガのにおいで悩んでいるようなら一緒にワキガ対策をしてあげましょう。
すぐにできるワキガ対策
子どもでもワキガ対策はいくらでもあります。
アポクリン腺から出る汗が原因でにおいを放ってしまうため、制汗スプレーを使用して汗を抑えたり、汗をこまめに拭いてあげることで、においが拡散するのを防いでくれます。
他に普段の生活からできる対策といえば、服の素材を変えたり、食事に気をつかうのもいいでしょう。
服の素材を気にする
服の素材は石油などを原料にして作っている化学繊維はにおいを強めてしまう特徴があります。
なぜかというと、化学繊維の服は通気性が悪いため汗が脇に溜まりやすくなり、しかも熱がこもりやすいので普段より汗も多くかいてしまうからです。
なので子どもがYシャツ指定の学校に行く際にはYシャツの下に汗を吸収するTシャツを着込むのようにして、普段着は化学繊維ができるだけ避けるのがおすすめです。
食事にも気をつかう
ワキガには食生活も深く関わってきます。
脂分が多い肉類を普段からたくさん食べている人はワキガのにおいが強いとされていて、これは動物性たんぱく質や脂肪を過剰に摂取してしまうことにより、アポクリン腺を刺激してしまうためです。
肉はできるだけ避けて、できるかぎり和食中心の食生活、特に緑黄色野菜や大豆製品を使用した食事を心がけてください。
ストレスもワキガの敵
ストレスは精神的発汗を促してしまい、汗を多くかくことによってにおいも強まってしまいます。
精神的発汗とは緊張した時にかく嫌な汗のことで、会議や面接など日常生活では体験しないような場面で汗をかいた経験を持っている人は多くいるはず。
この精神的発汗で出る汗は通常の汗よりもにおいは強いとも言われています。
ストレスはワキガの原因に?治す方法はあるの?ワキガ専門ブランドを使用するのが手っ取り早い
制汗剤を使用する際にはドラッグストアで市販されているものもいいのですが、より確実に効果がありそうなものを使用したいのであれば、クリアネオやノアンデなどのワキガ専門ブランドがおすすめです。
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(まだ)手術はやめておいた方がいい
ちなみに、子どものワキガ手術を考えている方はまだやめておいた方がいいですよ。
小さい頃はアポクリン腺が発達しきっていないので、手術をしても再発する可能性が高く、子どもに負担をかけるだけになってしまうからです。
手術をするにしても、思春期を越えたあたりからにしましょう。